引っ越し先のマンションの光回線は配線方式で何が変わる?光配線・VDSL・LANの確認点
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マンションやアパートの光回線は、建物の中の配線方式で使い勝手が変わります。方式は「光配線方式」「VDSL方式」「LAN配線方式」の3つです。NTT東日本の公式ページによると、方式は申込後の建物の調査で決まり、住む人が選ぶものではありません。
そのため、入居前にできるのは「建物がどの方式か」の見当をつけることです。この記事は公式ページを読んだ内容の整理で、実際に工事や契約をした体験談ではありません。
3つの配線方式の違い
違いは、建物の共用部から各部屋までをどの線でつなぐかです。NTT東日本・NTT西日本の公式ページの説明を表にまとめました。
| 配線方式 | 各部屋までの線 | 最大速度の目安(理論値) |
|---|---|---|
| 光配線方式 | 光ファイバーを、直接各戸まで接続する方式。 | 概ね1〜10Gbps |
| VDSL方式 | 既存の電話配線を利用し、各戸まで接続する方式。 | 概ね100Mbps |
| LAN配線方式 | LAN配線を利用し、各戸まで接続する方式。 | 概ね100Mbps |
方式の説明はNTT東日本 サービスメニューと配線方式(集合住宅向け)(2026-10-03確認)によります。最大速度の目安はチエネッタ|NTT西日本「光コンセントとは? 配線方式の違いや設置場所について解説」(2026-10-03確認)の記載です。理論値なので、実際の速度は建物や時間帯で変わります。
NTT西日本の公式ページでは、VDSL方式とLAN方式を次のように説明しています(NTT西日本 フレッツ 光ネクスト サービスメニュー、2026-10-03確認)。
- VDSL方式: 収容局ビルから集合住宅までは光ファイバー、集合住宅内の各住居までは電話回線用ケーブルで接続する配線方式。
- LAN方式: 収容局ビルから集合住宅までは光ファイバー、集合住宅内の各住居まではLANケーブルで接続する配線方式。
つまり、どの方式でも建物の前までは光ファイバーです。違いが出るのは建物の中だけです。
VDSL方式で気をつける点
VDSL方式は、建物にもともとある電話の配線を使います。NTT東日本の公式ページには、次の注意書きがあります。
集合住宅内の設備状況や他回線との干渉、宅内の通信設備などの影響で、通信速度が低下したり、利用できなかったりする場合がある。(NTT東日本 サービスメニューと配線方式(集合住宅向け)、2026-10-03確認)
選べる料金メニューにも差があります。NTT東日本では、マンション・ギガラインタイプとマンション・ハイスピードタイプは、光配線方式での提供となる。在宅で大きなデータをやりとりする人は、引っ越し先の方式を先に知っておくと判断しやすくなります。
方式は申込後の調査で決まる
方式を決めるのは、住む人ではなく建物の設備です。NTT東日本の公式ページは次のように案内しています。
配線方式は、申し込み後に行われる建物の構内環境調査によって決まる。建物内の設備によって3つの方式のいずれかで提供される。(NTT東日本 マンションタイプ「サービスメニュー」と「配線方式」について、2026-10-03確認)
方式によって、工事の中身も変わります。NTT東日本の集合住宅向けページでは、光ファイバーや光コンセントが未設置の場合は派遣工事(立会いが必要・工事時間は約2時間)。すでに設置済みの場合や、転用・事業者変更の場合は無派遣工事(立会い不要)。(2026-10-02確認)
入居前に確認できること
入居前の確認は、部屋の壁と管理会社への質問の2つです。
部屋の壁を見る。 NTT西日本の運営するコラムは、光コンセントの探し方を次のように書いています。
- 室内のコンセントに「光」または「光コンセントSC」の表記がないかを見る。電話のモジュラージャックやテレビアンテナのコンセントの周辺、エアコンのダクトの周辺にあることがある。
- 電源・電話・テレビアンテナの差し込み口とセットになった一体型と、差し込み口から独立した分離型(箱形や光ローゼットと呼ばれる簡易的なケース)がある。
出典はチエネッタ|NTT西日本「光コンセントとは? 配線方式の違いや設置場所について解説」(2026-10-03確認)です。光コンセントが見つかれば、光配線方式の可能性が高いと判断できます。ただし見た目だけで確定はできません。
管理会社・大家に聞く。 内見や契約のときに、次の点を聞きます。
- 建物に光回線の設備が入っているか
- 各部屋までの配線は光ファイバー・電話線・LANのどれか
- 建物で一括契約しているインターネットがあるか
- 共用部の工事や開錠が必要になったときの連絡先
大家・管理会社への確認の全体像は、賃貸で光回線の工事をしたいときの確認点にまとめています。
光配線方式に変えられるか
VDSL方式やLAN配線方式の建物でも、光配線方式への切り替えを頼める場合があります。NTT東日本の公式ページの案内は次のとおりです。
VDSL方式・LAN配線方式から光配線方式への切り替えをリクエストできる。管理会社の了承のもとで光スプリッタの導入が必要になり、有償になる場合や時間がかかる場合、導入できない場合もある。(NTT東日本 マンションタイプ「サービスメニュー」と「配線方式」について、2026-10-03確認)
切り替えには管理会社の了承が前提です。費用や期間は公式ページに数字がないため、この記事では載せていません。切り替えを待つあいだの通信手段は、工事が間に合わないときのつなぎ方を参照してください。
よくある疑問
Q. 自分で光配線方式を指定して申し込めますか。 A. NTT東日本の公式ページでは、方式は申込後の構内環境調査で決まると案内しています。指定はできず、切り替えのリクエストという形になります。
Q. 光回線の会社を変えれば配線方式も変わりますか。 A. 公式ページは、方式は建物内の設備で決まると説明しています。会社を変える前に、変更先の会社で同じ建物がどの方式になるかを確認してください。
Q. 壁にLANの差し込み口があります。LAN配線方式ですか。 A. 差し込み口だけでは判断できません。建物で一括契約しているインターネットの差し込み口の場合もあるため、管理会社に聞くのが確実です。
参考にした情報
- NTT東日本 マンションタイプ「サービスメニュー」と「配線方式」について(2026-10-03確認)
- NTT東日本 サービスメニューと配線方式(集合住宅向け)(2026-10-03確認)
- NTT東日本 フレッツ光 開通工事の流れ(集合住宅向け)(2026-10-02確認)
- NTT西日本 フレッツ 光ネクスト サービスメニュー(2026-10-03確認)
- チエネッタ|NTT西日本「光コンセントとは? 配線方式の違いや設置場所について解説」(2026-10-03確認)
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